MajiでNomihosu5秒前!簡単激うま『ミックスジュース』
いや~、暖かくなってきましたね~みなさん。日中なんかは暑すぎるくらいの日もあるのに、夜には急に冷え込んだりして、真冬より体調を崩されている方も多いようなのでお気をつけ下さい。
さて、気温が上がってくると自然と飲む量が増えてくる「清涼飲料水」。炭酸飲料派の方やフルーツジュース派の方などそれぞれこだわりはお持ちかと思いますが、今日は少しお耳を拝借願います。
「究極の飲み物」そのひとつの解答
タイトルにもあるとおり、私が考えるもっとも美味しくコストパフォーマンスにも優れた飲み物として今回は『ミックスジュース』をご紹介したいと思います。もちろん、ミックスジュースなら何でもいいというわけではありません。特定のジュースをミックスすることによって互いの潜在能力を最大限に引き出すことができるレシオを発見してしまったのです。
「それ」との出会い
先日こんな経験を通してこの発見はなされました。その日私はジュースを飲んでいたのですが、PC作業をしながらだったのでコップの底に少しジュースを残したまま作業を続けていたのです。すると私のコップが空になったと思った人が新たな飲み物をついでくれたのです。さっきとは別の飲み物を。私自身もその状態に気付かず、ありがとうと言ってその未知のベバレッジを口にしました。するとどうでしょう。コップの中身は先ほどとは完全な別物に豹変し、私の寝ぼけた意識はその驚くほど豊かなフレーバーにたたき起こされました(PC作業中の私はほとんど睡眠状態のようなものなので)。私は今この瞬間に世界に誕生した新たな素晴らしい飲み物を祝福するかのようにコップの中身を飲み干し、冷蔵庫の中にある、私のコップの中で奇跡を起こした2種類の飲み物の名前を確認しました。
用意するもの
作り方
上述の2種類のジュースを1:1の割合で混ぜます。
その味わい
するとどうでしょう!フルーツオ・レのぼんやりとした味がオレンジブレンドのパンチによってビビッドに生まれ変わったではありませんか。また同時にオレンジブレンドの少し喉に刺さるような刺激がフルーツオ・レのまろやかさでするりと喉に滑り込んできます。まさに味の玉手…いや、やめておきましょう。
『ジェフ・フリーセン』は鉄道模型以外の写真もすごい
via:Jeff Friesen Award-Winning Photography | Fine Art Photography Prints
こちらのトップ画像、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。大きな湖の上を滑るように走る列車と迫り来る夕闇…。じつはこれ本物の列車ではなく鉄道模型ということで最近ネットでちょっと話題に上っていましたね。撮影者は写真家のジェフ・フリーセン。雄大なカナダのさまざまな景色の中にレールと鉄道模型を置き、実に旅情を誘う景観を作り出すことに成功しています。こうしたトリッキーな試みでしている彼ですが、そのほかにもグッと見るものの魂に迫る写真を撮っているのです。
"GRANITE BARRENS"シリーズ
「花崗岩の荒地」という名のシリーズ。大西洋岸の荒地でこの景色を撮影したとのことです。そこは風が絶えない地域なのですが、めったにない風が止んだ日にこれらの写真は撮られました。不毛の地の神秘的な静寂が見事に表現されています。木々が茂った緑豊かな土地とはまた異なった、地球そのものの力強さを感じることが出来るシリーズです。
"BEYOND HERE"シリーズ
日本語にすると「向こうに」といったところでしょうか。製作者であるフリーセンはこのプロジェクトを「海図にない海への恐怖というよりもむしろ海図にない海を見つけられないことへの恐怖」とともに開始したといいます。たしかにこの作品から発せられる異様な迫力には畏怖を感じずにいられないような気がします。外国の方はものづくりだけでなく言葉遣いも巧みで感心させられますねえ。
"WINTERDEEP"シリーズ
フリーセンは極北の地で神秘的なものを感じるにもかかわらず、それを写真に写し込めないことにディレンマを感じたと語っています。その神秘的ななにかを表現したのが"WINTERDEEP"シリーズです。「冬の深淵」とでも訳しておきましょうか。削った氷やおもちゃなどを使ってその世界を表現しています。かわいらしさの中に彼が見た神秘が、そしてそれを見るあなたが描く神秘が表現されています。
さいごに
ここでご紹介したのは彼の作品の本の一部に過ぎません。彼のサイトにはここで紹介したシリーズ内の他の作品や、その他のシリーズも数多く紹介されています。どれも美しく目を奪われる写真ばかりなので、ご興味のある方は是非。
▼今日のひまつぶし
週末は『クラインガルテン』ってライフスタイルはいかが
いま、「クラインガルテン」がアツい!
団塊の世代が定年を迎え、自由に使える時間やお金をどこに投下するかというのがときおり話題に上ります。それに伴い、企業も団塊世代の人々を顧客として囲い込むこと躍起のようです。やはり彼らは生き抜いてきた時代がパワフルだっただけに老後の生活もまたパワフルなのでしょうか。しかし、一方で現代の若者はなにごとにも欲が無く、オシャレにもレジャーにもあまり関心を示さない傾向があるという話も耳にします。遊ぶのも学ぶのも働くのもただなんとなくそうするだけといったところでしょうか。なんとなく暮らす、それも悪くないと思います。じゃあこんなのはどうでしょう。なんとなくクラインガルテン。
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関東近郊のクラインガルテンをご紹介
クラインガルテンというのはざっくり言いますと市民農園のことです。ただし、普通の市民農園と違うのが滞在施設が農園についている点です。クラインガルテンは全国に分布し、県別では長野県と兵庫県に多いということですが、今回は関東圏の方が比較的気軽に行けるであろう距離にあるものをご紹介したいと思います。基本的に年契約で利用料は200,000円から450,000円くらいが相場のようです。農機具等は無料で貸してくれるところが多いようなので、案外敷居が低い遊びとして初めてみるのもありかと思います。ちょっとした別荘気分で連休や長期休暇のときに家族そろってクラインガルテンに…なんてカッコイイですよね。「こんどの連休どこ行くの?」って聞かれたら「ああ、ちょっとクラインガルテンにね」とか答えてライバルに差をつけちゃえ!(ライバルって誰だ)
群馬県
「クラインガルテンやんば」の周辺には、吾妻渓谷(吾妻峡)、王城山、などの雄大な自然や、川原湯温泉、草津温泉をはじめとした温泉が点在し、「北軽井沢」地区では高原地帯が広がり、スキー場やゴルフ場、日本唯一の火山博物館など、様々な観光施設にも恵まれています。アクセスとしては、車で、「渋川伊香保IC」などの高速道路インターチェンジより約1時間の距離にあります。
近くに温泉もあるのが魅力の「クラインガルテンやんば」。年間利用料は480,000円。平成26年春からの利用開始で最初の利用分申し込みは既に締め切られちゃってます。次回の募集を待ちましょう。
甘楽ふるさと農園は、甘楽町上野地区に2000年4月オープンしました。そこは赤城・榛名・妙義の上毛三山、浅間山を望む360度の大パノラマが広がる丘の上に位置します。
ふるさと農園は単なる貸し農園ではなく、栽培講習会や収穫感謝祭、農園づくりコンテストなどを行いながら、有機農業を主体とする安全安心な野菜づくりを実践しています。
雄大な景観、様々なイベントなどが魅力の「甘楽ふるさと農園」。上信越自動車道富岡かICらわずか8分という立地も敷居が低くて良いんじゃないでしょうか。ちなみに「甘楽」の読み方は「かんら」です。この街は織田家ゆかりの国指定名勝「楽山園」があることでも知られています。
栃木県
根古屋森林公園は、古くは、唐沢山城の出城が築かれてあった要谷山の西に位置し、38ヘクタールの区域の中に高齢樹木、大径木の名木と針葉樹・広葉樹で形成されています。
「根古屋森林公園」は農園というよりも森林の中にあってキャンプに近い雰囲気を楽しめるのが魅力です。年間利用料は216,000円。アウトドアが趣味という方には最適じゃないでしょうか。また、トラクター等の農機具が無料で使えるのもうれしいところ。
焼物のまち笠間ならではの楽しみが陶芸。市内には陶芸教室がたくさんあり、ガルテナーの中には陶芸を楽しむ方が増えています。クラインガルテン内にも窯が設置され、陶芸体験ができるようになりました。自分が丹精込めて育てた野菜を料理して、自作の器に盛って食卓にのせることができたら素晴らしいと思いませんか?
「笠間クラインガルテン」は「笠間焼き」の笠間市らしく身近に陶芸を楽しめる環境が整っています。年間利用料は400,000円。園芸のみならず陶芸にもチャレンジしてみたい方にはマストですよ、これはもう。
クラインガルテン八千代の隣には「八千代グリーンビレッジ」があります。八千代グリーンビレッジは平地林を生かした農村公園で、キャンプ場やバーベキュー広場、農産物加工施設などが整備されています。
また、グリーンビレッジ内にある「憩遊館 やちよ乃湯」では、地下1,500mから湧き出ている天然温泉を楽しむことができます。農作業で汗をかいた後は温泉につかって心身ともに癒されること間違いなしです!
「クラインガルテン八千代」はなんといっても天然温泉が隣の「八千代グリーンビレッジ」内にあるのが魅力的です。農作業で汗をかいた後、すぐ近くの温泉につかるなんて想像しただけでも贅沢のきわみですねえ。年間利用料は420,000円です。
「こんなに良い所を一人占めしちゃもったいない。たくさんの人に利用してもらったら。」
と勧められることが多くなりました。
そこで「遊々里山」としてオープンすることに。
おらが山「遊々里山」ならではの時間をお楽しみください!
こちらはキャンプサイトも併設された施設で、畑と宿泊施設は別々の利用となります。宿泊施設はオーナーさんの手作りロッジで、クラインガルテン年間契約者は1人300円/24時間で利用可能。クラインガルテンの年間契約料は216,000円となっております。ちなみに鴨川シーワールドまでは来るまで約30分の距離ですので、お子様が農作業に空きだした時なんかに使えるかもです。
さいごに
クラインガルテンはもちろん関東近郊以外にもあります。関東はちょっと遠くて厳しいな~という方はこちら(ニッポンのクラインガルテンリンク(市民農園・農業関係リンク集))に全国のクラインガルテンが紹介されていますので、ご参照下さい。
▼今日のひまつぶし
そのスニーカー、『STR/KE MOVEMENT』(ストライクムーヴメント)につき
STR/KE MOVEMENT - United by Motionより
上の画像、いかがですか。かっこいいですよね、かっこいいでしょう!こちら、いま私がこのうえなく注目しているブランド、『STR/KE MOVEMENT』(ストライクムーヴメント)のホームページなんですが、オシャレ度マックスですよね、マキシマムですよね。
動画がこれまたカッコイイ
ねっ、これですよ。きてます、きまくってます(古い)。
『CHILL PILL』というスニーカー
というわけで、上の動画でボクシングをしている女性が履くスニーカーが欲しいわけなんです。それがこの『CHILL PILL』というスニーカーです。超軽量で幅が広めに作られた前足部分によってフィットネスやランニングなどオールグラウンドに対応できるスペックをもっているそうです。デザイン的にも(というか、デザインが気にっているのですが)スウェット生地風のスキンがとってもかわいいです。男性がトレーニングやジョギングなどをするときに本気度高めのジャージを着て、足元がこのスニーカーだったらなんかオシャレでセクシーで女子のハートはキュンキュンしちゃうんじゃないでしょうか。また女の子が柔らかい素材の長めのスカートなんかとあわせて履いちゃったりした日にゃあもう男性の高感度をバッチリつかめるかどうかは分かりませんが、個人的にはとてもかわいいと思います。日本では取り扱っているお店があまり多くないようですが、私が見る限りではこちら(BEAVER | トップページ)の取り扱いが豊富なようです。どんなコーディネートにしようか買う前からワクワクしている私でした。
今週のお題特別編「好きなスニーカー」
▼今日のひまつぶし
国が本気出してきた?総務省の『アプリDe統計』が案外お気に入り
必ず知らなくてはいけないものではないけれど、ちょっと気なるし知れば「ほほ~」となる知識。それが統計データです。とはいえ明確な目的もなく総務省や厚生労働省のサイトに行って統計データを眺めるというのもちょっとアレですよね。そんな現状を打破するべく、総務省がやってくれました!
総務省統計局と統計センターは、4月15日、統計のオープンデータ高度化への取り組みの一環として、Android搭載スマートフォン向けの統計情報提供アプリ「アプリDe統計」試行版の提供をGoogle Playで開始した。価格は無料。
このアプリには3つの機能があり
① 「City Stat」:今、自分がいる場所の市区町村の統計データをスマートフォンのGPSと統計API機能を連動させ表示
② 「ポケット統計」 :基本的な統計データを手軽に表示
③ 「とうけいどけい」:様々な日にちなんだ統計情報や統計にまつわるクイズ、ちょっとした統計グラフの作成
となっております。個人的にコレは使えると思うのは①の「City Stat」。出張先や旅行先なんかで現在地の情報を手軽に見ることができれば、その町に対する見る目もだいぶ変わるでしょうし、理解も深まることでしょう。また、店舗を出す場所や引越し先などを検討しているときなどに現場を移動しながらここはいいなと思った場所でそこの統計をおおまかにつかむのに役立つのではないでしょうか。
早速ダウンロードしてみた
トップ画面はこんな感じ。爽やかなブルーがいかにもお役所って感じでステキ。
「City Stat」を使ってみる。
使い方は簡単。上記トップ画面のいちばん上、「City Stat」のボタンをタップし、次の画面でまたいちばん上に表示される「現在地の統計情報を表示する」をタップ。すると次のような画面が表示されます。
まずは人口など。あなたが殿方ならばさっとこの情報を調べて「この街で185,056人のなかから君を見つけ出したんだよ」とか言えば彼女はもうあなたにメロメロです。
下にスクロールすると労働力状態などが表示されます。あなたが殿方なら「俺と一緒になって41,528人目になってみないかい」と彼女に言えば、彼女は(もし専業主婦希望ならば)あなたのプロポーズを受け入れてくれるかもしれませんし受け入れてくれないかもしれません。
次は物価と住宅数などです。「ごらん。185,130戸の明かりが美しく灯っているね。君と一緒に185,131戸目の明かりを灯したい」なんて言おうもんなら、もう想像しただけでワクワクしてきますね。
最後は収支です。まあこれくらいらしいです。
『マイ統計グラフ』を作ってみる
ふと統計グラフを作ってみたくなることってありますよね。春の陽気に誘われて今日は気持ちのいい公園のベンチで統計グラフ作っちゃおっかなとか思うこと、あると思います。たとえば、『ブラックサンダー』が大好きで毎日のように食べるという方ならば以下のような具合になります。平均値や最大値・最小値まで表示されて「食べすぎ/食べなさすぎ」をばっちり把握できちゃうんです。また、最大・最小値をとった日がどういう日だったか、なぜその日がその数値になったのかを振り返ってみたりするのも興味深いかもしれませんね。作り方はコレも簡単。トップ画面左下の「とうけいどけい」をタップするとシュールでなぞめいた「とうけいどけい」が表示されます。その下部に「マイ統計グラフ」というボタンがあるのでこれをタップ。あとはグラフのタイトルと単位を入力し、各日の数値を入力すれば完成です!ちなみに下のグラフはグラフタイトルを「ブラックサンダー摂取量」単位を「個」に設定して作成しました。
さあ、みなさんもレッツ統計!
Google Playからダウンロードはこちら↓
アプリDe統計 - Google Play の Android アプリ
▼今日のひまつぶし
『ナシ婚』は『ミニマル婚』と言っておこう
昨今は結婚をしないあるいはする気がないという方が増えているというニュースをよく耳にしますが、結婚をする方の中でも“ナシ婚”という選択肢が幅を利かせつつあるようです。“ナシ婚”とは、その名のとおり結婚式や披露宴「ナシ」で結婚する夫婦を指しており、彼らがなぜ“ナシ婚”にしたのかという理由についてのアンケート記事がありました。
アンケート結果が語るもの
ナシ婚となる理由はさまざまだが、"挙式・披露宴をする資金がなかった""費用が高そう"といった「経済的事情(29.3%)」と、「授かり婚(23.5%)」「セレモニー的行為が嫌(11.7%)」が三大理由という結果になった。 過去3年の調査推移から、三大理由の順位に変動はみられず、2013年と2014年の比較では、「経済的事情」が9.0ポイント増加したのに対し、「セレモニー的行為が嫌」が6.7ポイント減少した。
上にあるように上位3位の結果はこの3年間変わっていないようで、1位は常に「経済的理由」となっています。たしかに雇用もかつてのようには安定していない現代の日本において結婚式や披露宴の費用はかなりの負担になるのは事実でしょう。結婚式にかかる費用の一例としては以下のサイトが参考になるでしょう。
いくら用意すればいいのか、ざっくりイメージしよう
挙式・披露宴にかかる費用は約343.8万円 ※2012年、全国平均データ挙式・披露宴の費用は全国で平均約343.8万円(※)。料理や衣裳など、結婚式の印象を左右するアイテムは、こだわりによって値段が大きく変わる。
ご覧のように全国平均で約343.8万円となっています。これは平均なので、もちろん地域差も大きく開いているし個人差も当然にありますが、ひとまず目安の数字として捉えておきましょう。ちなみに『ゼクシィ』のリンク先には地域ごとの相場も記されているのでご興味のある方はご参照ください。さて、この343.8万円という金額ですが、これは決して気軽に用意できる数字ではありません。とはいえ、厚生労働省のデータによると平均初婚年齢が男性で30.4歳(H21)女性で28.6歳(H21)となっており、最近の日本の経済状態では夫婦だけで現金でバッチリ揃えるのは少々難しそうです。なんとか用意するとなると、現金でなくてもウェディングローンなどの利用も考えられますし、家庭によっては両親からの援助をもらえるケースもありうるでしょう。とはいえ、同データによると昭和55年の平均初婚年齢が男性で27歳、女性で24.7歳となっており、平成21年とくらべて資金を用意するための猶予時間は短いにもかかわらず、当時は結婚式や披露宴は当然行うものとしてよほどの事情がない限り実施されていたはずです。このことから鑑みると、“ナシ婚”の理由として「お金がない」が一番にあげられたからといって安易に経済的理由が主な原因だということは出来なくなってきそうですね。
『アノミー』の表れとしての『ナシ婚』
アノミー(英: 仏: anomie)は、社会の規範が弛緩・崩壊することなどによる、無規範状態や無規則状態を示す言葉。フランスの社会学者エミール・デュルケームが社会学的概念として最初に用いたことで知られる。
人類が子孫を残すという単純な生殖行為およびその後の親子の群れ単位での暮らしをソフィスティケートし、結婚という制度にまで昇華してきたわけですが、そのようにして成立した社会規範がいまや軋みをあげ始めているのかもしれません。結婚する夫婦の親世代は気分的には子供たちの結婚や孫の誕生を望んでいるのかもしれません。しかし、雇用の安定や子育てをする環境、社会の先行き不安などの要素が結婚という伝統的な制度にまで影を落としているのではないでしょうか。社会制度が未整備の状態で文化規範だけが生きていると、人々は外形上の服従を示すといいます。“ナシ婚”を選択する夫婦がただの「経済的問題」ならば、まだそのほうがいいのかもしれませんね。
春にだまされる
秋の嵐は連れて行く
じりじり照らす太陽や
寝ぼけたラジオ体操を
春の嵐はつれてくる
野良猫たちの愛嬌や
忘れかけてた邂逅を
photo by D. Bjorn, Catchin' Up
秋の嵐は怖かった
がたがた揺れる戸の音は
決まって夕方はじまった
春の嵐が好きだった
私がムキになったのは
その月ステキすぎたから
▼今日のひまつぶし
とてもステキなそのブランドは“ティファニー”ではなく“Tiffany & Co.”と書きたい
最近ティファニーのジュエリーがちょっとした話題になっているという話を聞いたのでその歴史について記したいと思います。ティファニーといえばアメリカを代表するプレミアムジュエラーのひとつであり、その誇り高いマネジメントスタイルはドナルド・トランプ氏の伝記にも名前が挙がっていたことが印象に残っています。押しが強いことで名高いトランプ氏がティファニーのマネジャーの存在感に気圧されるエピソードにはシビレます。カッコイイです。ティファニー。
▼シビレるエピソードはこちら
『オープンハート』の歴史
『オープンハート』といえば誰もがご存知のティファニーの定番中の定番ですよね。日本でもあちこちで『オープンハート』を身に付けた女性が見られたほど流行した時代もあったようです。とはいえこれは一過性のファッションではなく、長く愛される定番商品としてティファニーのラインナップに今も並んでいます。
『エルサ・ペレッティ』というデザイナー
Elsa Peretti | The Tiffany Story | Tiffany & Co.より
この『オープンハート』シリーズですが、ジュエリーデザイナーの『エルサ・ペレッティ』が彫刻家である『ヘンリー・ムーア』の作品にインスパイアされデザインしたものです。『エルサ・ペレッティ』は当時プラチナや金が中心だったジュエリーにシルバーを多く取り入れ、その後のシルバージュエリーのムーブメントを作り出した方としても知られています。上の画像をご覧頂いてもお分かりのとおり、ご本人もモデルさんみたいにカッコいい女の人です。
『ヘンリー・ムーア』という彫刻家
Photograph © Andrew Dunn, 9 September 2004.
Website: http://www.andrewdunnphoto.com/
上の画像はケンブリッジのフィッツウィリアム美術館に設置されている『横たわる像』で構造に空洞を含んでいるのがその特徴となっています。空洞部分が実体部分のヴォリューム感を強調し、グラマラスな女性の体を連想させます。なるほどたしかにティファニーの『オープンハート』も単なるハートとは異なり、空洞を持たせることでこぼれるような“たっぷり感”と、それでいて重過ぎない軽快さを絶妙に実現している秀逸なデザインといえるでしょう。両者とも、その抽象的なフォルムは人間の根本的なイメージに直接訴えかける力で満ちているかのようです。
『Tiffany & Co.』そのプライド
最後に、ティファニーのプレミアムジュエラーとしてのプライドを表すエピソードをご紹介させていただきます。
「ティファニーには、どんなにお金を出されても決して売らないものが1つある。…ただし顧客が商品を買うと無償で提供される。それは、ティファニーの名が冠された箱である。責任を持って製造された製品が中に納められていない限り、その箱をお店から持ち出してはならないという創設以来の厳しいルールが、貫かれているからなのだ。」
ティファニー - Wikipediaより
マジでかっこよくないすか?
▼今日のひまつぶし
モノクロ写真とチラシの裏の水墨画―それは『ペンテル・トラディオ・プラマン』で描かれたのだ
黒白のさくらいろ
今週の一枚「さくら2014」
なんでもモノクロにしてしまうのは安易すぎていかがなものかと思うが、やっぱりモノクロの魅力は強力だ。『さくらいろ』ということばがあるように桜といえばほんのりと妖しくもかわいらしいその花弁の色がアイデンティティといっても過言ではないだろう。それでもなお、黒と白のみで表される桜の姿は美しい。
我々のやることはなにか、なにであるべきか
「リンゴは赤いか」という哲学的考察があるように「桜はさくらいろか」と考察してみるのもいいのかもしれない。もし他にやることがなければね。でもせっかくだから水墨画を書いてみることにした。チラシの裏に。万年筆で。もちろん、そうするべきだったのかどうかなんてわからない。あるいはやるべきではなかったのかもしれない。どちらにしても私はそうしたのだ。
名前の問題
結局のところは名前の問題なのかもしれない。いま目に映っている色を何色と名づけるか。桜といえどもモノクロームで撮影されれば少なくとも画像の上では白なのかもしれないし、それでもやっぱりさくらいろなのかもしれない。万年筆で描いた水墨画風イラストはいかに。
このペンで描いた
『ペンテル・トラディオ・プラマン』というペン。万年筆というか水性ペンというべきなのかもしれない。人によってはパーカーの5thに書き味が似てるなどというコメントも目にする。私自身は5thを使ったことがないので真偽のほどは分かりかねるが。樹脂で出来た独特のペン先が描くたび生み出す「さりさり」というサウンドがなんとも心地よい。普段から万年筆を使ってみたいけど高級だからちょっと敬遠してしまうという方にオススメ。500円前後で買えるよ。
▼今日のひまつぶし
なんか『新入社員のタイプ』というのが毎年発表されているらしいので…
インターネットやテレビのニュースでご覧になった方も多いかと思いますが、『新入社員のタイプ』というものが毎年発表されているとのことです。発表元は『公益財団法人日本生産性本部』といういかにも立派そうなお名前の組織です。こちらの組織内にある『職業のあり方研究会』というところが採用関係者などの意見を取り入れてその年の就職活動の状況や新卒の皆さんの特徴を表す言葉を発表するという日本中が熱い視線を注ぎまくっているというわけではないけどまあ面白いかなと思う恒例行事です。
平成26年度の『新入社員のタイプ』は『自動ブレーキ型』らしい
見出しの通り、今年は『自動ブレーキ型』ということになったようです。なんとなくイメージはつかめますよね。低速運転、危なけりゃすぐ止まる、役に立つんだろうけど余計なときに作動しないか心配、とかそんなところでしょうか。
これまでの『新入社員のタイプ』は?
そんなニュースを見ていると今まではどんなのがあったんだろうと少し興味がわいてきちゃったので、調べてみました。だいたいがタイプ名を見ただけで「なるほどね~」と思えるものだったのですが、なかには「それってどんなの?」と思っちゃうようなものもありましたので、いくつか例を挙げてみます。
いかがです?関西人の方なら「どないやねん!」とツッコミたくてウズウズしちゃうんじゃないでしょうか。各タイプにはそれなりに込められた意味がありまして、その他の年のタイプと合わせてこちら(今年は「自動ブレーキ型」。毎年発表される『新入社員のタイプ』がおもしろい)にまとめてありますので、お手すき時間にでも皆様お誘いあわせの上、ご訪問いただけますと幸いです。
未来の『新入社員のタイプ』を考えてみた
そこで私としましては「じゃあ来年はどうなるのかな~」とか当然に妄想してみました。まず第一の候補から。
『3Dプリンター型』
個人の家庭で使える3Dプリンターもだいぶ価格が安くなってきてますし、これからますます普及していくことは間違いないでしょう。やはり流行りものがタイプ名として採用されるようですからね。このタイプの特徴としましては“朝が苦手”という点があげられます。遅刻を繰り返し上司や先輩にしかられ続けた結果、心を入れ替えて誰よりも早く出社するようになり、仕事も人が変わったようにバリバリしたりするわけではありません。いまどきの若者ですから。彼らが用意するソリューションは実にスマートです。彼らは自らのメンタリティに変革を起こす代わりに、職場のデスクに3Dプリンターを設置しておくことを選択します。そして次の日の朝、目覚まし時計を見て既に始業時刻5分前になっていたらしめたものです。事前に用意しておいた自分自身の等身大のスキャンデータをすかさず職場の3Dプリンターに転送しプリントアウトします。するとどうでしょう。新入社員君は暖かいベッドの中にいながらにして、職場には彼と寸分違わぬ分身が現れ出たではありませんか!いつも口うるさい上司も定刻に出社し姿勢正しく椅子に座る彼の姿を見て「ほほう、今日の彼はなにか違うね。いまどきの若い者もやれば出来るじゃないか」とかなんとか言って査定をプラス補正してくれること間違いナシです。
しかし、そんなステキな『3Dプリンター型』にも欠点があります。なにごとにもデメリットはつきものであり、完全なソリューションなど存在しません。完全な絶望が存在しないようにね。このタイプの欠点は“仕事をしないこと”です。なぜって樹脂ですから。
『コンビニ型』(今週のお題「あなたとコンビニ」)
えっ、いまさらコンビニ?と侮ってはいけません。コンビニは日本国内でひしめき合うように乱立し、これが銭湯ならば公衆浴場法に引っかかっちゃうんじゃないのと心配になるくらいその店舗数を増やし続け、今では自然な流れとして海外に打って出ております。特に東南アジアへの進出がめざましく、各コンビニチェーン大手はこぞってタイやインドネシアに出店しているようです。東南アジアの店舗における特徴はイートインスペースにあります。日本にもイートインスペースを設けた店舗はありますが、あくまで申し訳程度のものです。しかし東南アジアではイートインスペースをゆったりと設け、なかには2Fがイートインスペースになっているというちょっとしたファーストフード店みたいになっちゃってるところもあるようです。詳しくはこちら(【マーケティング】コンビニ大手が海外に進出する理由)で。
そんな『コンビニ型』の新入社員はとにかく外に飛び出すのが大好き。できれば直行直帰でと願ってやまないタイプです。朝のミーティングが終わるとデスクにつくこともなくそのまま外回りへと飛び出していきます。一見やる気に溢れているような感じもするので周囲もそんなに否定的な感情を彼らに対して抱かないようです。しかしその行動力に反してなかなか業績は上がりません。それもそのはず、彼らは外回りの時間のほとんどをカフェやファーストフード店で過ごしているのですから。それは彼らにとってサボりではなく仕事のスタイルなのです。少なくとも彼ら自身はそう主張します。その証拠に彼らが休憩する(彼ら自身に言わせれば仕事をする)店舗のほとんどが外から丸見えの設計になっているガラス張りのお店なのです。彼らは本気でそれを仕事だと思っているので上司や同僚に自分がカフェに座っている姿を目撃してもらいたいとすら思っているのです。そんな彼らの驚くべき主張を聞きあっけにとられているあなたに追い討ちのごとく決め台詞が飛んでくることでしょう。
「先輩。やっぱ外に目ぇ向けなきゃでしょ!」
…( ゚Д゚)ハァ?
もはや意識高い系を完全に上回った彼らの意志力はかもめのジョナサンのように凡人の理解をはるかに凌駕してしまったのです。
どうです。悲しい話だと思いませんか。
おしまい
▼今日のひまつぶし