読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゆめ見るディオスクロイ

メビウスの輪を旅するアドヴェントカレンダー

スポンサードリンク


あなたが今出会うべきだったのかもしれない7冊の絵本


http://www.flickr.com/photos/79536802@N05/7525341940
photo by hstower



私は幼少期に絵本をあまり読みませんでした。しかし、そんな私にある方が「あなたが何も見えないのは絵本を読んでいないせいだよ」という趣旨のアドバイスを頂き、一時期絵本を読み漁った経験があります。その結果私が得た感想は「なるほどね」というものでした。私をその結論に導いた作品たちをご紹介します。

『ゆくえふめいのミルクやさん』

これは大人の方にも楽しめる作品ですが、是非子供のうちに読んでおいて欲しいと思います。ミルクやさんが配達をサボってふらふら~と気ままにショートトリップしちゃうお話なんですが、社会からはみ出すわけではなく適度な距離感を保つことの大事さを教えてくれます。

『おちゃのじかんにきたとら』

圧倒的なストレンジャー、虎がティータイムに訪れます。とんでもない話だけどなぜか穏やかな非日常感をゆったりと描写しています。真の刺激は日常にあることを教えてくれる作品。

『ちいさな島』

主人公の猫が新たな世界の存在に気付くお話。猫がちいさな島で出会う魚との会話が禅問答のようで秀逸です。訳はあの谷川俊太郎さんです。読み終わったときちょっと震えがきました。

『おおきな木』

皆さんご存知『おおきな木』。読むたびに「うわ~」って気分になります。自分が誰かに甘えちゃってるんじゃないかな~って思ったときにコレを読めば「よしっ、ちゃんとしよ」って思えます。個人的には村上春樹さんの訳じゃない方が好みなのですが、最近は以前の版を見つけるのは難しいかもです。

『ぼくを探しに』

前出の『おおきな木』と同じくシェル・シルヴァスタイン氏の作品。この方はその強面からは想像できないような繊細な作品を書かれます。こちらはタイトルの通りシンプルなラインで描かれた「ビッグオー」が自分探しの旅をするお話なのですが、読後感はまさに「なるほどね」です。人生における最も重要な気づきのひとつであろうと私が思っている「そういう問題じゃなかったんだ」という部分を鮮やかに描き出している名作です。また、その手抜きとも思える独特な描画スタイルから「私も絵本を書いてみようかな」という危険な誘惑をしてくる作品でもあります。でも実際やってみるとこういう絵の方がセンスの差が出て悲しいんですよね~。

『めうしのジャスミン』

ジャケット画像でお分かりの通り、めうしのジャスミンは帽子をかぶります。それもかなりステキな帽子です。先駆者であることの苦悩と選択。大衆心理の恐ろしさとそれとの立ち回り方を考えさせてくれます。

ジャイアントジャムサンド』

襲ってくる400万匹の蜂の大群を退治すべく村人が智謀策略をめぐらせるおはなし。こう書くとありがちなストーリーに聞こえるんですがその蜂討伐計画があまりに奇想天外荒唐無稽で思わず世界観に引き込まれてしまいます。また、ときには力をもって力を制することも必要なのかもしれないという人間社会の陰の部分を含んだお話でもあります。人生のさまざまな側面を改めて認識させられます。

絵本の可能性

「絵本は子供のためのもの」と決め付けるのはもちろんのこと「大人も楽しめる絵本」なんてわざわざ銘打ってプレゼンテーションするのも微妙ですよね。絵本だろうが小説だろうがマンガだろうが読んでみようと思う本を読んでみようと思うときに読むのが自然でいいんじゃないでしょうか。我々が望む季節を恣意的に作り出すことは出来ず、訪れる四季を受け入れ楽しむように、作品との出会いも目を開いていればきっと訪れますよ。

今週のお題特別編「素敵な絵本」


▼今日のひまつぶし

iPhone操作は「頭」を使え!

【深夜閲覧注意】串徳の串揚げ

オリンピックは終わったけど「オリンピック半島」はずっとあります

広告を非表示にする