深夜にスコーンを焼く―そして決断へ
昨夜はてなブログを見ていてケメ子 (id:kemeko0809)さんの記事あの味!再現レシピよりぬき20選 - ケメ子ブログに「スコーン作るぞ!」
というブコメを残してしまったので、その後実際にスコーンを作り始めてしまいました。
ここで問題になったのが材料です。
レシピを見ると
ホットケーキミックス200g
マーガリン40g
水50cc
ダースチョコ(ホワイト&ビター)各1箱ずつ
というシンプルなもので、「あー!牛乳がない!」とか「あれ?玉子残ってなかったっけ?」とかいうリスクが極限までそぎ落とされたものだったのですが、「ダース?まあ、ダースはないけどなんかチョコレートのひとつぐらいあるよね」と思いごそごそとパントリーを探ってみたのですが、
ない…
あっまだ昼間は暑いから冷蔵庫に入れてるよね…
ない…
……まっいいか……
というわけでチョコレート抜きで出来上がったのがこちら!
じゃーん!
チョコもなにもはいっていないので、画像の右上にちょろっと見えているメイプルシロップをかけていただきました。
お味の方は…
マジうまいんですけどーチョーリアルー
と、思わずコギャルになっちゃう美味しさです。
ホントに簡単なので、ホットケーキミックス買ったのはいいけど使わんな…という方は是非!
あとケメ子さん、どうやったらあんなきれいな三角形になるのか教えてください。
些細だけれど、いや些細だからこそ運命を変えること
ここから大げさな話を始めたいと思います。
上記のように、昨夜私は美味しいスコーンにありつくことができたわけですが、それはとりもなおさず「スコーンを作る」という決断をしたからに他なりません。
じゃあそのPoint of no Return はどこだったかというと、
「ない…」
となったときだったと思うんですよね。
そう、パントリーも冷蔵庫も探してチョコレートがないと判明したときに選択肢が発生します。
1つはチョコレートがないから諦めてしまおうという選択です。
それを選んでしまったらとたんに自らの選択をサポートする理論が私の脳内で自動生成されたことでしょう。
「チョコレートがないことはもちろん、もう時間も遅いしな。こんな時間に食べたら太っちゃうし、明日は早く起きなきゃならないからそんなことしてる時間はない。」
ざっとこんな具合です。
これは私が選択しなかった過去について想像で書いているだけですから、もし本当に選択してしまっていたらそれはもうノアの大洪水のごとくあふれ出すサポーティングセンテンスの数々が私の天才的な自己防衛反応によって作り出されたことでしょう。
もう1つの選択は、今回私が取った選択、すなわち「まあやってみよう」というものです。
こちら側の展開はごく単純です。
「チョコレートがない、じゃあ他に入れられるものは?なにもないね。じゃあこのまま始めよう。味があまりなさそうだから出来上がったらメイプルシロップをかけよう。」
これが実際に私の脳内で展開した思考です。
もちろんどちらがいいか悪いかという問題ではありません。
ただ、おもしろいのは諦めるなら諦める理由を考え、やるならば現状でより良い結果を出す方法を考えるという違いです。
何かを実行するというのはそれなりのエネルギーを費やしますし、もちろん時間も使います(スコーン作りはたいしたエネルギーも時間も必要ありませんが)。
では、何かを諦めることはノーリスクで行えるのかというと当然そんなはずはありません。
何かを諦めることは過去の自分を否定することに他なりません。
「スコーン作るぞ!」というブコメは過去の私の高らかな意思表示であり、宣言です。
それを実行しないのはたんなる「諦め」にとどまらず自己否定となり、過去の自分を形骸化する力となります。
さらに形骸化された自らの亡霊のような過去は今の自分を侵食しそれは当然に未来の希望をも(最悪現状維持をも)困難なものにしてしまいます。
別に今日作るとは書いていないともいえますが、じゃあいつ作るの?明日?いつか?それじゃあ話しになりません。
そんなときは周りの迷惑にならない程度の大きな声でこう言いましょう!
ねーちゃん、明日っていまさ!
つぎはid:juverkさんの早い!安い!旨い!5分で出来るごはんが進み過ぎるレシピ10選 - 自省logで紹介されてた「ごはん・オン・ごはん」やってみよ~っと。
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