ゆめ見るディオスクロイ

メビウスの輪を旅するアドヴェントカレンダー

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これからの「旨いハム」の話をしよう。


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あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。
年の変わり目とともにブログのタイトルを刷新させていただきました。タイトルにある「ディオスクロイ」(Διόσκουροι)というのはギリシア神話に出てくる双子です。ごくざっくり言いますと夜空のふたご座の双子です。ここであんまりくどく説明するのもなんですのでご興味のある方はこちらで詳細をご覧ください(ゆめ見るディオスクロイ - NAVER まとめ)。

http://www.flickr.com/photos/39627257@N04/3665441833
photo by MicheleLovesArt


さて、トップ画像は伊達巻です。私は伊達巻が好きでして去年のお正月までは既成のものを購入していたのですが、甘すぎるものが多くてご飯と食べるのは少し厳しいな~と思っておりました。お正月にはあんまりご飯を食べるものではないというような意見も耳にしますが、私はご飯がないと生きていけない性分でしてお雑煮とご飯、お節とご飯、善哉とご飯(ウソ)、餅とご飯(もちろんウソ)というくらいご飯を食べるもんですから当然伊達巻はご飯と食べるわけなんですけどあの甘さはやはりご飯とあいません。ですから今年は自分で作ってみたところ甘さも程よくご飯とも御屠蘇ともいけるちょうどよいころあいに出来上がりましてあんまり嬉しかったもんだから調子に乗って画像をアップさせていただいた次第です、ええ。ただまあ、キッチンが年末年始でごった返しちゃってすのこが見つからなかったもんだから巻きが甘くなっちゃって箸でつかむとふわーっと開いてきちゃうのが残念でした。これは来年の課題ということで。


伊達巻のレシピはこちら(おせち料理別はてブ1位レシピを発表します - ささみんのよりぬきレシピ


で、お正月だってんでなにかひとつそれらしい食材を買ってみようじゃないかって考えてたんです。我が家は年によってお節を注文して買ったり自分で一部作ったりとまあ行き当たりばったりでやらしていただいてるんですが今年は「なんかこれって正月じゃない?」的な品を思いつくままに買ってみようということになりました。「なりました」というか結果的にそうなりました。もちろんこれは非常にリスクの高い選択であることは承知の上でした。物語なんかではいつもとちょっと違うエピソードが私(あるいは僕)の冒険のスタートだったんだ的なことにもなろうかと思いますが現実というのはそんなに甘いもんじゃありませんので、それ見たことかちゃんと計画的にやらないから~という結末を迎える可能性が極限まで高まること請け合いです。いやいやこんなときこそ平常心だ。落ち着け、落ち着くんだ、いや、落ち着いてる場合じゃない、なんか考えなきゃ、いやいや、あんまり意識しすぎるとこういうのはかえってうまくいかないからね、いやほんとに、うん。じゃあいったんこのことは忘れてお出かけしようということで、とくに目的も定めずに街をさすらっていますと、おやまあ、こんな店があったんだね(ベンベン)どれひとつ入ってみようじゃないの(ベベン)ほうほう、近所のスーパーではあんまり見かけない商品が並んでいやがるじゃあないか。で、お前に決めたー!と手に取ったのが「天狗ハム」の「乾塩法ポークハム」でした。


こちら。最初に写真を撮っていなくて、こんなに食べちゃってからの画像しか撮れませんでした…
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商品説明によると

昔懐かしいオールポークハムです。
フレッシュ国産豚肉のモモだけで作りました。
塩漬はこだわって乾塩法で漬け込んでいます。
相当手間隙かかっています。
本製品は天狗ハムの最上級品です。
素朴で贅沢な風味をお楽しみください。

ということになっております。ちなみにハムやベーコンなどの燻製を作る方法には乾塩法と湿塩法というのがあり、湿塩法は塩やスパイスなどを溶かした液に漬け込むことで味が均一に馴染みジューシーな仕上がり、乾塩法は手作業で塩などを乾燥したまま馴染ませ浸透させることで余分な水分を肉から排出させ、コクが出る製法のようです。ただし乾塩法は家庭などでやろうとすると均一に塩を付けるのが難しく、失敗しやすいそうです。たしかに普段食べるハムに比べてしっかりとした歯ごたえがあり、何もつけなくても滲み出すようなコクを味わうことができました。はっきり言ってかなり美味しいです。


断面はこんな感じ。見るからにしっかりしてます。
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今回私が選択した食べ方としては

  1. そのまま
  2. 粒マスタードをつけて
  3. 焼いてからそのまま

という方法でいってみました。1に関しては間違いのない美味しさ。2はハムのコクがかなりしっかりしてるので、あまりマスタードの存在感はなかったです。でもおいしくはありました。3は焼きを入れることでどっしりとしたハムが少し柔らかくなり内部の脂とともにうまみが表面に滲み出して何もつけなくても非常に豊かな味わいを楽しむことができました。こう書くとじゃあ3がいいんだねって感じですが、状況に応じてどの食べ方もありですね。あと、今回はやりませんでしたがゴーヤチャンプルのポークランチョンミートの代わりに使うというのもかなりいいんじゃないかと思います。たぶん次に買ったときにはやります。

全体像はこのようになっております。切る前に撮影しておけばよかった…


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