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ゆめ見るディオスクロイ

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ORの圧制


拝啓 月の明かりも冴える季節となりました、皆様体調など崩されずお元気にお過ごしでしょうか。私のほうはおかげさまですこぶる元気に過ごさせていただいております。

さて、本日はいつも拝読させていただいているブログから御文を引用させていただきたく思う次第でございます。

それにしても、思うのだ。
僕はジャーナリストには向いていない。
批判的な思考が圧倒的に不足しがちだ。
それはわかっていたが、かといって、ポジティブであるレベルも、世の中枢にいるひとたちに比べると、ずっと、劣っているのだなと。

ポジティブにやる? ネガティブに考える? - ICHIROYAのブログより引用

この記事でIchiro Wadaさんはいわゆるポジティブ人間とネガティブ人間を対比しながら論を展開し、ご自身はポジティブよりの人間ではあるが世界を引っ張っていくほどポジティブではないし、かといってもちろんネガティブでもないのでネガ派特有の批判的な鋭さもお持ちではないというように語っていらっしゃいました。

いつもながら爽やかで機知に満ちた内容でらっしゃったのですが、これってなかなか(というかかなり)すごいことではないかと思います。

人間というのは(一般論的に言えば)弱いものです。

弱いものは何かに寄りかかりたくなるのが人情というもの。

そのとき頼りになる寄る辺が「ネガかポジか」という両極端のエッジなんじゃないかと私は思うのです。

謙虚な文章でありながら、中庸に自らの力で立つIchiro Wadaさんのますらおぶりに感化され、カンドー病にかかっちゃいそうです。


ORの圧制

二者択一というのはいかにももっともらしい顔で私たちの生活のあらゆる側面に現われます。

そのどちらかを選ぶのは一見妥当な決断に思われがちです。

右か左か。

上か下か。

右斜め上か左斜め下か。

これらは視力検査のときに非常に重要な決断になります。

チキンかビーフか。

これは機内食を選ぶとき。

サラダかチキンナゲットか。

これはマクドナルドでサイドメニューを選ぶとき。

トーストかパンケーキか。

これはアメリカの家庭で朝食のメニューを選ぶとき。

カツカレーかカツ丼か。

これは午前中にPCに向かって仕事をしているような顔をしながら、実は頭の中でランチのメニューを選んでいるとき。

上記のような種類の選択ならば、かりにミスを犯しても隣の座席に運ばれてきた食事を恨めしそうに見るだけでことは済みます。

しかし、人生にはより重要な選択(とあえて書かせていただきます)があるもので、自分の主義には反するが組織として断りがたい提案を受けたときにぐっとこらえてその提案を呑むかあるいは日曜夜の人気ドラマの影響をばっちり受けて荒ぶって見せるかという選択は一般的に悩ましいものです。

このとき発生しているのは「従うか」「逆らうか」という二者択一の選択です。

しかし、本当の問題はそこにあるとは限らないのではないでしょうか。

問題はその人自身が「どういう人間か」であり、また「どうしたいか」「どうありたいか」なのでは?

このような状態をスティーヴン・コヴィー氏が「7つの習慣」のなかで実にうまく表現されていました。

書籍自体がいま手元にないので、記憶を頼りに該当部分の要旨を以下に記します。

ある目的地に着きたいときに我々は地図を利用する。そしてその地図を参考にして右に行くか左に行くかを選択する。もし間違った場所についてしまったら、落ち込んだり、あるいはさらに努力してよりスピードを上げて再度目的地をめざす。しかし、そんなものは持っている地図が自分が今いるところの地図でなければ無意味だ。間違った地図を見てスピードを上げたところで、さっきより短時間で間違った目的地に着くという結果しかまっていない。

この部分を読んだとき、私の中に衝撃が走りました。

まさに、この本はタッチダウンだ(お前はアメリカ人か)。

じつは、このとき以来わたしは自己啓発系の書籍をいっさい読まなくなりました。

いまだに私自身が「どういう人間で」「どうしたいのか」「どうありたいのか」がはっきりとはわかっていないというお恥ずかしい状態だからです。

こういう風に言うとなんだか沈思黙考して座禅でも組みそうな感じがしますが、そうではありません。

もちろん、自分探しなんていうサムイことをするわけでもありません。

ただ、なにかを決めようというときに、状況でもトレンドでもなく「私は」どう思うのかと頭の中ではっきりと言葉にして自問自答するようになっただけです。

その問答の積み重なったものが自分なんだろうと思います。

「私は」そう思います。


私をインスパイアする記事をご提供いただいたIchiro Wadaさんには厚くお礼申し上げます。

では、皆様のご健康をお祈り申し上げております。

敬具




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