3Dプリンタで「グルメテーブルかけ」を実現
ドラえもんの道具の中でどれかひとつもらえるとしたらなにを選ぶべきかという疑問にベストな回答を見出そうとする人類の試行はいまだ衰えるところを知らないというのは皆さんよくご存知のところであろうかと思います。この疑問に対して「ソノウソホント」などというみもふたもない回答は置いておくとして「グルメテーブルかけ」はたしかに便利そうな品でもあり、また子供らしいかわいらしさも表現できる模範的な回答のひとつであろうかと思います。
ソノウソホントは、「ソノウソホント」(てんとう虫コミックス第4巻に収録)に登場する。
鳥のくちばしの形をしており、これを口につけて嘘をつくとその嘘が(言ったことが)本当になる。「ウソ800」と違い、嘘を現実にしてしまう為、発言した内容を取り消す為には「今のはうそ」と答えればいい(ウソ800の場合は「今のは全部本当」と言う)。「うそつ機」と形状および機能が酷似しているが、「ソノウソホント」が嘘を現実にする道具であるのに対し、「うそつ機」は嘘を嘘のまま相手が信じ込み、そのとおりに実行してしまう道具である。ただし、犬に人間だと思いこませれば、二足歩行で歩いてしまうような非現実的なことでも実現する。
具体的な描写がないため、おそらく使用回数や言った内容の制限、効果適用範囲などは一切無く、対抗手段はない。したがってひみつ道具の中でも最強クラスの道具と言える。
使い方次第では全次元を超越した神以上の存在になることや世界征服すら可能にしてしまう道具だが、のび太はパパに「石を片手で割ってもらう」ぐらいの使い方しかしていない。
グルメテーブルかけは、「グルメテーブルかけ」(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』1巻に収録)、「かべ景色きりかえ機」(てんとう虫コミックス31巻に収録)、「ぼくミニドラえもん」(同41巻に収録)、「四次元くずかご」(同45巻に収録)、「何が何でもお花見を」(同45巻に収録)、「かべ景色きりかえ機」(同45巻に収録)、ほか大長編に登場する。
このテーブルかけを広げ、食べたい料理をリクエストすると出してくれる。ちなみに料理は(自称)食通のスネ夫が舌を巻くほどの絶品で、名前さえ分かっていればどんな料理でも出す事ができる。ただし故障している場合は、食中毒を起こしかねないほどの嫌な匂いで変な味の料理が出てくる(テレビアニメ第2作1期「四次元くずかご」(1986年4月18日放送)では、チャーシューメンからミートソースの味がして、ミートソースからチャーシューメンの味がするという演出に差し替えられている)。
大長編に多数登場し重宝されている道具。「テーブルかけ」なのに地面に敷いて使用する例が多い。
類似品に北風のくれたテーブルかけ(『ドラえもん のび太の魔界大冒険』において美夜子が使用)がある。
かようにすてきなグルメテーブルかけが現実のものになったとしたらどうですか奥さん!あなたは日々の献立を考えたり、手間隙を掛けてお料理をすることから開放されるのです!などという高度経済成長的な発想はともかくとして、グルメテーブルかけなベクトルの3Dプリンタ(3Dプリンターに3Dペン。食べ物だって出来ちゃうんです - NAVER まとめ)が開発されたということなのでその動画をご紹介します。
Foodini, una impresora que hace comida - YouTube
通常の3Dプリンタでフィギュアなどを作成する際はそれ専用のABS樹脂などを使用するのですが、この「Foodini」の場合は作りたい料理の材料となるペースト状の素材を使用して料理を作成していくわけです。動画を見る限りではクッキー系が主力になりそうですし、またその後オーヴン等に入れて火を通さなければならないということでまだまだ発展途上といった感じですが、市場が3Dプリンタに注目している現われでもあるなと思ったりするわけです。
高精度パーソナル3Dプリンタの誘惑
さて、かつてのプリンタの話ですが縦長のPCラックの最上段にプリンタ・中段にPC・下段にこまごまとした周辺機器などを設置して使っていると印刷を実行してプリンタの中でインクカートリッジが右に左にクルム伊達よろしく走り回るとPCラックごと右へ左へとタワーリングインフェルノな感じでスウィングする姿をみて憂鬱な気分になった経験をお持ちの方は少なくないのではないか思います。そのことから鑑みますと3Dプリンタでも作動時の揺れは完成品の精度にそれなりの影響を及ぼすことは想像するに難くありません。業務用ともなれば当然なにかしらの方法で堅固にホールドした上で使用するのでしょうから高精度なものを期待できるのでしょうが、家庭用となるとなかなか難しいようです。しかしそのような現状は打破するすばらしいパーソナル3Dプリンタが発売されました。
「高剛性」という言葉にときめかない人がいるだろうか、いやいない。というわけでこれが我が家に来たらあれも作ってこれも作ってと妄想をたくましくしているのです。
▼ヴィジュアル的にはこれがお気に入り。3Dプリンタなのにレトロな感じがグッド
▼今日のひまつぶし
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