ゆめ見るディオスクロイ

メビウスの輪を旅するアドヴェントカレンダー

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雲の上に実際にいる


雲の上にいるときは、地上にいるときとはかなり異なった考え方をするようになります。

すなわち、機内誌でも読んでみようかなと思うということです。

普段私は雑誌をほとんど読みません。

しかし、ひとたび雲の上に行くと前の座席の背もたれに差し込まれた機内誌を一文字残らずといっても過言でないほど読みつくします。

おおむね内容は海外あるいは日本の風光明媚なあるいは風光明媚というわけでもない土地を紹介するメインページとところどころに差し込まれたコラムで構成されているわけですが、とくにコラムの方に集中力を注ぎます。

そのようにして私は一つの筆記具に出会いました。

もうめちゃくちゃべたで今さらかよ~的なものなんですが、それは「LAMY」なんです。

そのコラムの筆者は、海外で留学してたか仕事をしてたか詳細は忘れましたが、そこを離れるときにお世話になった方が、そろそろ万年筆を使ってもいい頃だ的な言葉とともに「LAMY」のサファリをプレゼントしてくれたそうです。

ほほう、なかなかかっこいい話ではないかと思った私はなにを思ったか、サファリのローラーボールを買いました。

以後、そのサファリとは濃密な関係を築くことになるというわけでもなく、使ったり使わなかったりくらいの感じで現在に至ります。

人生の多くはそういう類のもので占められているんじゃないかと思う私は、取り立ててどうこういうほどでもないこういったものたちも大事にしたいな、なんて思っちゃったりするんです。

▼この辺のカラーが好き