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小さな手におおきな指輪をはめてみよう―3つのメリットから自己反照へと―


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photo by kidoki


洋画を見ていて俳優さんの指にすこし大きめの石が入った指輪がついていることってありますよね。あれって素敵だと思いませんか。日本では文化的にあまりごついアクセサリーをよしとしない風潮があるような気もしますが、最近はその辺もだいぶオープンになってきたのではないでしょうか(私の気のせいかな)。実際、若いサラリーマンの方がスーツ姿にお洒落なひげを生やしていたりするのを見かけますが、一昔前には見られなかったものではないかと思ったりします。女性に関しても日本ではごく控えめなものがつけられているだけで、もっと目立つものをつけてみても面白いのにな~なんて感じることもしばしば(余計なお世話か)。おおきな指輪が小さな手にポンとついているのはとってもキュートだと思うんですがね~。
というわけで、友人と一緒に買い物に行ってどの指輪がいいかアドバイスを求められると、私はだいたい大振りなものを勧めます。え~ちょっと派手だよ~とかなんとか言って最初は嫌がるんですが、最終的にはほとんどの友人が私の勧めたものを手にすることになりました。「やってみたいと思うことはあるんだけど、ちょっと勇気が出ない(もしこのことに関して勇気が必要であるならば、だが)」という方が一歩を踏み出す一助になれば幸いであると思い、以下に私がいつも買い物のときに友人に話す「おおぶりな指輪のメリット」を記します。

1 手が小さく見える


この世はげにはかなきもの。「絶対」といえるものがあれば安心ですが、ほとんどのものが相対性のもとで存在しています。物体が動いているか止まっているかさえも基準とする対照物がなければ知ることが出来ないのです。かのアインシュタインそう言っていたんだからきっとそのとおりなんでしょう。でもこれはいい知らせでもあります。小さな手ってかわいらしいですよね。その小さい大きいって何で決まるんでしょう。もちろん、誰かと手を合わせればその人の手と比べることになります。では、それ以外の通常時の手の大きさを決定する基準を自ら設定しておけばいいんです。その基準を自分の手についている指輪に置くことで手の大きさのイメージを容易にコントロールできるわけですね~。そうなるともちろんおおきな指輪をしなければなりません。大きくてころっとしてかわいいやつをね。


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photo by West Point - The U.S. Military Academy


ちなみに男性の場合はごつごつした手にガツンとしたカレッジリングなんかをいっちょかましとけばマッチョぶりを演出できること間違いナシです。マッチョ嫌いの方にはオススメできませんが。逆に男性でも華奢な手をした方がごついリングを少し緩めのサイズ感ではめてるのがセクシーに見えたりするパターンもありです。

2 おしゃれ上級者感が漂う


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photo by photo-man2


ファッションホリックな人々のコーディネートを見ているとある共通点を見つけることが出来ます。それが「あえて」と「はずし」の2点です。「あえて」のオーバーサイズとか、足元はスニーカーで「はずす」といった具合ですね。あるいはこれら2つを組み合わせちゃって、「あえて」ハードなアイテムで「はずし」ていくなんていうコンボもしばしば目にします。こうした言い方がおしゃれ上級者の慣用句となったいまこそチャンスです。ちょっと不釣合いなくらい大きめサイズのリングを指にはめ、遊びに出かけてみましょう。待ち合わせた友人あるいは恋人はあなたにこういうこと請け合いです。「ちょっとそのリング大きすぎない?」

キタ─ ̄─_─ ̄─(゚∀゚)─ ̄─_─ ̄─!!!!いつ言うかって今でしょっ!

「あえてね」( ー`дー´)キリッ

3 「その指輪どういう意味があるの?」ときかれたときにうんちくをたれる機会をゲットできる



リング自体の素材は今年はぜひゴールドを選択したいところです。シルバーやプラチナの色目の方が無難ではあるんですが、ゴールドという素材にも先述の「はずし」感覚を取り入れたい。


パワーストーンという言葉が世に浸透して久しいですが、これって和製英語らしいですね。古来、呪術や魔術などに用いられていた宝石類が70年代のヒッピーブームに乗りカジュアルなお守りとして使用されるようになっていったという流れのようです(くわくはこちら)。そういうわけでそれぞれの石が意味するところはなんとなくご存知の方も多いかと思います。たとえば水晶は「調和」とかルビーは「情熱」なんていうのがメジャーなところじゃないでしょうか。でも、それだけじゃないんです。パワーストーンはその石の意味だけでなく、指輪としてつける指を選ぶことでさらに狙いを絞って行くことが出来ちゃうんですね~。一例として、ルビーを左小指に、エメラルドを右人差し指に、そしてヒスイを左親指につければ願いが叶い大成功すること間違いなし!…かどうかはわかりませんが、願いを叶える組み合わせになっているとのこと。その他にも目的によって石と指の組み合わせがありますのでもっと知りたい方はこちらをご参照ください。


こんもりとした大盛り感がかわいいリング
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photo by Count Rushmore


いかがだったでしょうか?今回はリングというファッションにおけるディテールの部分について書かせていただきましたが、「あえて」や「はずし」の技術はファッションはもちろんのこと日常生活のあらゆるところで取り入れることが可能なものです。ちょっとだけ意識のベクトルをずらすことで先に大きな変化が起きるかもしれませんし起きないかもしれません。ただひとつ確かなことは、こうした意識を持つことで「自分は自分自身である」という感覚をもつことができるということです。指輪という対照物を参照する自己に対する反証を繰り返すことで自身の内面を掘り下げることが出来るのですから。名づけて、「啓蒙ファッション主義」。なんちゃって。




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