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Google Chrome Short Cut Key - びっくりするくらいいまさらな話


http://www.flickr.com/photos/14536932@N00/2823642024photo by ERIO



先日、私の身に非常事態が起こりました。

そのときのことを思い出しただけでも、背中の真ん中辺りにじっとりと汗がにじむような感覚を今でも覚えます。


事件発生


それは突然起こった。

朝、ベッドから抜け出して危うい足取りでよろよろとPCデスクの前に座り、モニターを持ち上げ、Windowsを立ち上げる。

私のPCは立ち上がりが驚くほど遅く、宙を舞うほこりのようにふわふわと起動を始めた。

でも、これくらいでちょうど良い。

特段急ぐ必要もないのだ。

私はいつもその間に、水道から鉄瓶に水を注ぎ、弱火にかける。

珈琲を入れるためだ。

▼シンプルなアラレ模様が好き

以前何気なく買った鉄瓶を私はとても気に入っており、それ以来珈琲を淹れるときは必ずそれでお湯を沸かすのだ。

ちなみに、残ったお湯はさましてそのまま飲むだけで旨い。

そこらのミネラルウォーターなど到底太刀打ちできない甘みがあり、「甘露」と呼んでもいいくらいだ。

点火作業を終え戻ってくる頃には我が愛しきStone-Age PCも立ち上がりを完了している。

通常Chromeをブラウザとして使用している私は最初にChromeを起動し、メールやはてなブログの通知をチェックするためにいくつかのタブを開いた。

いつもと同じ朝、いつもと同じ作業、背後から聞こえるいつもと同じお湯が沸きはじめる音。

そしていつもとは違うPCの挙動。


PCに何が起こったか


そのとき閲覧していたタブから別のタブに移動しようとしたとき、その事件は起こった。

たしか、私のブログにコメントをいただいていた通知を見て、おっ、コメントはいってる~やった~とか思いながら該当の記事を開きありがたくコメントを読ませていただいてから、うきうきと返信を入力し、ダッシュボードを開いているタブに戻ろうとしたそのときだったと思う。

戻れねえ…

というのも、ページ上部のタブをいくらクリックしてみても、いっこうに画面が反応を示さないのだ!

OMG!そのとき私が思わず外国人になってそう叫んだわけではないが、気分はそんな感じだった。

デスク上が狭いので私はマウスを使わずタッチパッドでポインタを動かしているのだが、タップが弱かったのだろうかと思い何度もタップしなおしたが、やはりダメ。

それだけにとどまらず、タッチパッド上に指をスライドさせての画面スクロールもできないし、アドレスバーをハイライトすることも出来ないので、アドレスをコピーすることも不可。

ここまで読んで、PC操作に精通している方ならば、とりあえずショートカットキーでやればいいじゃんと思われるのかもしれませんが、驚くなかれ、私が知っていたショートカットキーは[Alt+←]で「戻る」のみだったのだ!

ショートカットキー、ショートカットキーの情報はどこだ!と検索したら、あっさり見つかりました。

皆様におかれましてはいまさら全くもって不必要な情報かと思いますが、一応こちら↓

Windows版
Windows のキーボード ショートカット - Chrome ヘルプ
Mac版
Mac のキーボード ショートカット - Chrome ヘルプ


そして次のステージへ

http://www.flickr.com/photos/65755555@N00/1975196563photo by cc511


というわけで、いま私が最も頻繁に使うショートカットキーは[Ctrl+数字]となっています。

ああ!なんて便利なんだろう![Ctrl+数字]で狙ったタグへ~、[Ctrl+9]で右端のタグへ~♪と鼻歌さえ歌いだしてしまいそうな勢いです。

実のところ、今回のような症状は以前にも一度あり、その時はブログも書いていませんでしたし、PC自体そんなしょっちゅう触る生活をしていなかったので、特に気にもしていなかったら、その日のうちに症状は改善されたのです。

そのような過去がありましたので、今回もとりあえず今日一日をその場しのぎで覚えたショートカットキーで乗り切れば明日には症状が治まってるんじゃないかという淡い期待を持っていました。

しかし、事情は違いました。

1日経ち、2日経ってもいっこうにタッチパッドの状態はよくなる気配がありません。

その度に私は上記のヘルプを参照し、そのとき必要な操作をひとつずつ習得していったのです。

数日たったある日、私はある事実に気付きました。

あれ、PC操作めちゃ速くなってない?

それもそのはずです。

そもそもショートカットキーというのはある操作をショートカットして通常よりも速く処理するものなのですから。

まあ、結果オーライだけどこんなことならちゃんとショートカットキーを覚えとけばよかったなあ。


教訓


そのとき、フラッシュバックのような、デジャヴュのような感覚が私を襲いました。

それは、私という人間が何かを学ぶときのパターンについての感覚です。

必要に迫られたとき、人間は何らかの反応を示します。

懸命に処理したり、処理しようとするけれどしきれずに諦めたり、最初から放り投げたり、気付かなかった振りをしたり…

今回の問題はほんの些細なものでしたがけっこうタフな案件でも私はがむしゃらに取り組んで、結果として以前より能率や生産性を上げることには少しだけ(ほんの少しだけですよ)自信があります。

周囲もけっこうそのことを誉めてくれます。

誉めてくれること自体はありがたいことですし、嬉しくないといえばウソになります。

でも、私自信としては「けっこうがっくりくるランキング」1位2位を争う位置を占めているのがこういう案件なのです。

私が持つ現状にそのリスクが含まれていたから起こった案件であり、それは予見できていたあるいは容易に予見しうるものばかりです。

それを放置していたがゆえに起きるのがこういった案件であり、今回のような事件は防げたにもかかわらず自分がそれを放置していたという罪をまざまざと私に突きつけてくるのです。

百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり。


あまりにも有名な孫子の言葉です。

かつては私も自分に処理できない仕事はないと調子に乗っていたことがありました。

今やそれは私の中で黒歴史です。

処理するのに厄介な仕事が発生してしまったこと自体が既に失敗なのですから。

あ~あ…

後日談


先日この話を知人にすると「えっ?だって…あれ?違ったかな~…」

みたいな反応をするので、なになに?何が違うんだよと聞くと、

「だいぶ前になんかそれっぽい本買ってなかったっけ」

というではありませんか!

その瞬間、私は全てを思い出しました。

その日、私は家に帰り着くまで気が気ではありませんでした。

記憶違いであってほしい、いやしかし、たしかに…

転がり込むように玄関に飛び込み、私はまだ読んでない本が積まれている本棚に駆け寄りました…

そして見つけてしまったのです、ほこりをかぶったこの本を…

ふぁんふぁんふぁんふぁん~~(Ichiro Wada (id:yumejitsugen1)さん、これ気に入っちゃったので使わせていただきました)



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