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これからの「ジャスタス」を考えよう


弘法筆を選ばず

早速ですが、「弘法筆を選ばず」という諺がありますね。

なんとなく、世間一般で使用されている意味に納得できていなかった私は、ちょっと調べてみました。

すると…

弘法筆を選ばず
文字を書くのが上手な人間は、筆の良し悪しを問わないということ。ただし、性霊集には、よい筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった、という、全く逆の意味の言及がある。「弘法筆を選ぶ」として、逆の意味のことわざとして用いられることもある。

空海 - Wikipediaより引用

となっておりました。

やっぱりね~、そうだと思ったんです。

いい仕事をする方というのは、概して道具にこだわるものです。

もちろん、いい道具でなくともそれなりの結果は出すんだろうとは思います。

いや、もしかしたらいい道具と同等の結果を出すことすらあるかもしれません。

でも、そういう問題ではないんじゃないかと思うんです。

道具というのはただの道具ではなく、使用する人間にとってのパートナーといっても良い存在です。

それを「別にどれでもいいよ」的なスタンスで扱っちゃったんじゃあ、道具も立つ瀬がないってもんです。

それは高級なもののこともあるでしょうし、そうでないこともあるでしょう。

ただ、使用者にとって大事と思っているものであることが大事なんじゃないかなあ。

食事だって誰と一緒に食べるかで意味が変わってくるじゃないですか。

フリッカーから写真を引っ張れる新機能、早速使ってみました。
 高野山です。
http://www.flickr.com/photos/77602456@N00/42257896
photo by fabichan

ジャスタス

今日のタイトルの「ジャスタス」を見て、「ジャスティス」じゃないの?ぷぷっ、タイトル打ち間違えてるよと思われた方もいらっしゃるでしょう。

いいえ、そうではありません。

「ジャスタス」でいいのです。

で、その「ジャスタス」って何なのってことですが、百聞は一見にしかず、ただ春の世の夢の如し。

次の動画をご覧ください。


【公式】 ジャスタス 「この万年筆は、発明だ。」 - YouTube

いかがです…すごいでしょう。

この動画の中で使用されている万年筆の名前こそが「ジャスタス95」なのです。

この絵を描いていらっしゃる方はプロのイラストレーターのSHOHEIさんという方で、普段はボールペンで詳細なイラストを書いていらっしゃるとのこと。
詳しくはこちら↓
【動画あり】注目の文房具!老舗筆記具メーカーパイロットの「ジャスタス95」 - NAVER まとめ

いや~、しかしスゴイもんです、この表現力。

万年筆ひとつでここまで出来ちゃうんですから。

当然これはSHOHEI氏の力量によるところなのですが、私は愚かな人間です。

「この万年筆があれば自分も自在にイラストがかけるんじゃないか」などという誘惑に襲われている次第であります。

で、この動画は「ジャスタス95」を作成したパイロットさんの公式プロモーションなのですが、実は元ネタがありまして、それに感銘を受けてこのようなプロモーション動画を作成したというのです。

▼こちらがその元ネタ


Custom Namiki Falcon Resin Fountain Pen HD - YouTube

いかがです。

筆圧だけであらゆる描画をこなすこの映像は不思議な魅力にあふれています。

正直、動画を最後まで見ることがあまりない私ですが、これはばっちり最後まで見とれてしまいました。

しいんと静まり返った中でひたすら繰り返される万年筆と紙が擦れ合う音がなんとも心地いいと思いませんか?

ちなみにこちらの万年筆は同じくパイロットさんが製造されている「エラボー」というもので、海外では"NAMIKI FALCON"の名で発売されているようです。

エラボーはソフトタッチでありながら、強い筆圧にも負けない弾力性のあるペン先を持った万年筆です。
軽い力で字幅に強弱をつけることができる柔らかなペン先は、日本の文字特有の「とめ」、 「はね」、「はらい」の表現にも適しています。また、ペン先の中央部から隆起をつけることで筆圧に対する弾力も生み、 ソフトタッチでありながらもコシのある独特の書き味を実現しています。

日本語に適した万年筆エラボー | 特集記事一覧 | PILOT LIBRARY | PILOTより引用

ということで、動画のような独特な筆記は日本語向けに設計された特殊なペン先によるものだったんですね。なるほど。

エラボーは筆記者のタッチのみで線に強弱をつけるのに対して、ジャスタス95の方はペン先の固さを調整するアジャストダイアルがついており、それを回転させることによって好みの線を書くことができるようです。

これはもうどちらかあるいは両方を買って、ひとつ小説でも書いてみるか!などと思ってみたりするのですが、でも実際小説なんて書かないだろうしな~、でも欲しいな~なんて悶々とした日々を送っております。


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