臨界点 - ゆめ見るディオスクロイ

ここ最近雨が続いてます。

昨日ちょっとした用向きがあって出かけたんですが、激しい雨に降られました。

まだ雨が小降りの往路で撮った画像。葉の主張が強くてけなげです。
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出かけるときは小降りだったので大丈夫だろうと思っていたのですが、目的を終え帰ろうと思って外をみるとひざから崩れ落ちたくなるほどの大雨。

これはずぶぬれ間違いなし。

少しだけ雨宿りをしてはみましたが、どちらかといえば雨足は強まる一方。

「ええい、ままよ！」とひと昔（ふた昔？）前のアニメキャラになった気分で雨の中帰路につきました。

傘を差しているとはいえ、やはり濡れます。

靴→ひざ下→背中と順調に雨に浸っていきます。

そして雨水が背中を伝っていよいよ私のパンツにまで及んだときにふと

こんなに雨でずぶぬれになったのは何年ぶりだろう？

と思い、一瞬足が止まりました。

そこからは雨があまり気になりませんでした。

夕立でずぶぬれになっても気にせず遊び、その後に差す一日の最後の名残のような日差しが知らぬ間に服を乾かしてくれていた古き日の夏休み。

家が見えてくると、お約束のように雨はその勢いを弱め、空は少し意地悪そうに口の端を歪めて私を笑っているかのように見えました。

私は思わず苦笑して、ある名台詞を思い浮かべました。

キリンは泣かない。