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和田淳という才能


みなさん、和田淳という方をご存知でしょうか。


こういう方です

1980年兵庫県生。
大阪教育大学イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学ぶ。
2002年頃から独学でアニメーションを制作しはじめ、「間」と「気持ちいい動き」を大きなテーマに制作を続けている。
『鼻の日』(05)がノーウィッチ国際アニメーション映画祭短編部門でグランプリ、『そういう眼鏡』(07)がリオ・デ・ジャネイロ国際短編映画祭で最優秀若手審査員賞を受賞。
『わからないブタ』(10)がザグレブアヌシー、広島、オタワの四大国際アニメーション映画祭にノミネートし、ファントーシュ国際アニメーション映画祭でBest film、文化庁メディア芸術祭で優秀賞等国内外の映画祭で受賞。
『春のしくみ』(10)がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映され、最新作『グレートラビット』(12)がベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞する。

ATSUSHI WADAより引用


ごらんのとおり、なんとこの方ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞なさっているんです!

こんな偉業を同じ日本人として全く知らなかったということに驚いてしまいます。


銀熊賞受賞作品「グレートラビット」

trailer | グレートラビット | The Great Rabbit - YouTube


なんともいえぬ世界観にはまってしまう人たちがいる反面、ストーリー展開(と言っていいのかどうか疑問ですが)の難解さで敬遠してしまう人も少なからずいるようです。

自身の作品におけるストーリーの位置づけについて、和田氏はインタビューでこのように応えています

振り返ってみて思うのは、僕が大事にしているのが「ストーリー」と「物語性」の違い、という事ですね。いわゆる「お話」としての「ストーリー」というのはわりと、どっちでもいいんです。それよりも、あるシチュエーションにまとわりつく「物語性」ですね。「これは、この前どうなっていたんだろう」、「この後どうなるんだろう」という「余韻」や「予感」です。「気持ちいい動き」を描く事によってそういったものが生まれて、それが次の展開とか、もっと飛び越えた後のカットに繋がっていく。

詳しくはこちら↓
世界が絶賛!和田淳が描き出すアニメーションの世界 - NAVER まとめ


このような作品作りのスタンスを聞いて頭に浮かぶのが、村上春樹氏の短編小説です。

村上氏の短編作品は、それぞれある特定のシーンを私に喚起させる力があります。

それはどこにでもあるような情景であり、でも実際はどこにもこんな景色はないんじゃないかとも思わせるような、そんな種類のものであり、また同時に、それは情景をビジョンで浮かばせるのではなく、「文字そのまま」でイメージさせるというとても不思議なものでもあります。


▼この人の短編読んでると気持ち良いくらい心細くなってきます


和田氏の作品には基本的にセリフはありません。

それは、彼の織り成す映像がことばを思い起こさせるものではなく、「映像のまま」でイメージさせる作品だからかもしれませんね。


それそのものでずばり表現しており、かつその全てがトータルでメタファーである、というのが、和田氏の作品に対する私の感想です。

あくまで個人的な意見ですので…


▼こちらの映画のアニメパートを和田氏が担当しています

映画『ゲゲゲの女房』予告編 - YouTube
▼ご興味のある方は


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